ロックを愛するどうぶつの整形外科医の日記

二次診療施設で働く獣医師が思うことを綴る

MPLとLCPDって?4

おはようございます。久しぶりすぎますね。

いろいろありまして、記事を書けていませんでした。ダメですねー 笑

継続は力なり、習慣は重要・・・などなどを十分すぎるほど理解しているつもりでしたが・・・

振り返っても仕方ないので、前を向いていきましょう 笑

 

さて、なぜヒザのお皿の骨が内側に外れてしまったら、犬は痛そうに足を挙げてしまうのか・・・?でしたよね。

ヒザのお皿が外れるときの痛みで足を挙げる・・・可能性は0ではないですが、それがメインではないですねきっと。

じゃあなんで・・・?、です。

 

実は、ヒザのお皿の骨が内側に外れると、膝を伸ばせなくなるんです。

なぜか?って、それは筋肉の機能が損なわれてしまうんです。

それは太ももの前側の筋肉です。そうです、かの有名な、大腿四頭筋、です。

ボディビルダーの太ももを前から見て、ぱっくり割れているように見えるアレです 笑

 

本来、大腿四頭筋は膝を伸ばす機能があるんです。その機能を効果的に発揮するために、重要な役割の一部を担っているのが、膝のお皿、なんです。

ヒザのお皿が内側に外れてしまうと、膝を伸ばすことができなくなるので、曲がっちゃうことになるんですねー。

なので、ヒザのお皿の外れていない方の足の膝をまっすぐ伸ばして立てていれば、ヒザのお皿が外れた膝は曲がってしまう(伸ばせない)んです。

 

本人の意思とは別に、です(ここ大事です)

 

!これが痛そうに足を挙げている、ということになるんですね。

 

痛くないならまあいいか・・・でしょうか?

 

続きは次回に。

次回がそんなに先になりませんように 笑